美は1日にしてならず


by miliardaria
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

山口瞳 『 礼儀作法入門 』

引きこもりにつき、読書に忙しい。ひょんなことから古いエッセイを読みました。
山口瞳著 『 礼儀作法入門 』 。
昭和50年に出版されたもので、昭和の香り高い作品ですが、人付き合いの基本とでもいうのか、一本筋が通っていて、30年以上経った今でも興味深く読める名著です。

山口瞳の言う「礼儀」とは、「人に迷惑をかけないこと」。これはよく言われることだけど、面白いのは、その最たるものが「健康」だということ。
食事をごちそうになるにしても、歯が痛いの、二日酔いだので、飲めない食べれないではおごった人は面白くない、だから目上の人と食事の約束をしたときは、一週間前から体調を整えるべきだ、と。
職場でも、風邪をひいたら寝込まないように早退して養生に努めるのがマナーであるとあります。賛同して、ちょっと熱っぽかったのを理由に、先週早退しました(爆)

また、著者が取材で会った上流階級のマダムたちは、みな健康そうでハツラツとしていたともありましたが、これはわたしが知っているハイソ系マダム達も皆さん該当してますネ。見習わねば(><)

続いて、酒の飲み方、贈り物の仕方、服装、酒場、服装、帽子、かばん、入学式・卒業式とお題ごとにかくあるべしといううんちくが続きます。いい例、悪い例が並べられますが、今流行の「ちょっといい話」みたいなのもあって面白いです。
ただし、例に出されてる出来事とか品物とかは、時代が違いすぎでほとんど使えないw
てか、「病気見舞い」の項で、入院のお見舞いにメロンを30個もらった人の話が出てきて、お見舞いにメロンもらうて本当にあったんだ!とそっちが面白いww

山口氏、日常のことごとくにポリシーがあり、かつ、自分を良く分かってます。こういうのがかっこいいけど、自分には合わないからやらない、とか、あえて無頓着にすることにしてる、とか。「服装こそその人の全人格の表現である」という強い信念があったり、所作はとにかく美しくなきゃだめだみたいな美意識もある。人生にこだわりもって丁寧に生きてみようという気にもなったけど、こういう人がお父さんとか、旦那さんとかだったら・・・微妙・・・。
[PR]
by miliardaria | 2008-04-21 23:03