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美は1日にしてならず


by miliardaria
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演劇 『 間違いの喜劇 』

先日観た " さいたま芸術劇場 "   蜷川幸雄監督 『 間違いの喜劇 』

埼玉県川口市出身の蜷川幸雄、この劇場の芸術監督をやっています。
演劇 『 間違いの喜劇 』_f0052756_12105751.gifこの劇場では、蜷川センセがずっとやってみたかったシェィクスピア全作品を上演することにしていて(もちろん蜷川監督)、「間違いの喜劇」もこの企画。
シェイクスピア当時にならい、演者は全員男優。女性役は女形です。

間違いの喜劇 :  赤ちゃんのときに生き別れになった双子、その弟が、逆玉結婚でリッチな生活をしている兄の住む街にやってきたことで引き起こされるドタバタさわぎを描いた喜劇。
もう、想像つきますネ! 街の人たちが、弟を兄と勘違いして、浮気疑惑やら首飾り持ち逃げ疑惑やらで、ドタバタドタバタ・・・(笑)

演劇 『 間違いの喜劇 』_f0052756_12111280.gif主役の双子を小栗旬クンが2役でやっています。
双子の従者もまた双子。兄同士、弟同士で主従の関係て設定。従者は、高橋洋が2役です。
双子は同じ服装で、マント(主人)と帽子(従者)の色(それぞれ兄=赤、弟=白)で区別してるのだが、これ、かなーり気になりました。逆玉リッチライフの兄主従と、旅の果てにたどり着いた弟主従が同じ格好な訳ねーじゃん!! (笑)
私、映画とか芝居とか、相当なムリクリストーリーでも「作り話だから」と割り切れる方なんですけど、なぜかやたら気になった・・・それ言っちゃったらお終いなんですけどネ、このお芝居(爆)

今流行の客いじりあり、客席使いあり、女形にしてることや双子が出会うシーンでの腹話術なんかの演出を逆手にとって笑わせたり・・・蜷川幸雄て、70歳なのに、感覚がまったく古くなくてスゴイ! 笑いっぱなしの2時間でした(客いじりがちとシツコイ・・・^^;)

このシェイクスピア企画を見るのは今回が2回目。去年シェイクスピア好きに誘われて 『 お気に召すまま 』 を観ました。
なかなか埼玉まで付き合ってくれる人がいないというし、「お気に~」が想像以上に面白かったので、「喜劇なら観てもいいよ」と、高飛車にチケットとってもらって観てきましたが、自分で予約してもいいなてくらい楽しめました♪

劇場で、次回作品「タイタス・アンドロニカス」の予約受付をしていたので(売れてないの?)、シェイクスピア好き共々即買い。
後からきいたら、「タイタス~」は、シェイクスピア作品の中で最も残忍な作品だそう。
シェイクスピア好きは「間違い~は最もにぎやかし作品て評だから、見比べられていいじゃん。」と・・・ヤラレタ感・・・(笑)
「タイタス~」には麻美れい、真中瞳と女優さんが出ます。

しかし、シェイクスピアの台詞て長い・・・覚えるのも大変だろうけど、時々頭が白くなります(笑)
そしてすごーいダジャレ三昧。
これを職場の上司とかが言ったら殺してそうだけど、英語のオリジナルが韻をふんだり、そんな感じてきいてので、よくここまで上手く訳したなーと、関心してしまいます。
by miliardaria | 2006-02-26 12:19